目次
記事の概要
こんにちは!デザイナーのワタナベです。
皆さん本は紙で読む派ですか?電子で読む派ですか?
私は本はめくって読みたいけども移動中は電子の方が持ち運びも便利なのでどちらか片方には決められない派です。
そんな私ですが、最近Kindle Unlimitedを初めて使い始めました。電子書籍は単行本でしか買ったことがないので、読み放題の物量に圧倒されております。
そこで今回は、Kindle Unlimited内で読めるデザイン系の電子書籍をご紹介していきたいと思います。
この記事の対象者
デザインに関わる方向けの記事となっています。
デザインを考える力についての書籍
『長く役立つ、「デザイン力」のつけ方。基本姿勢&やるべき4つのこと』
この本はタイトルの通り、「デザイン力」をつけるために普段意識することや日々の練習方法が掲載されています。
具体的なデザインの技法ではなく、
「デザインを言語化するにはどんな練習をすべき?」
「デザインをする上で問題発見や問題解決するにはどうしたらいい?」
など、判断力や思考力、本質を汲み取るにはどんな練習をすればいいのかという長期的にデザイナーを続けるためのデザイン力のつけ方を学ぶことができます。
意図的に砕けた口語で書かれているため読みやすく、活字が苦手な私でもスルスルと読めたので、デザイナーをしていく上で長く役立つような力をつけたい人にオススメしたい一冊です。
『鬼フィードバック デザインのチカラは“ダメ出し”で育つ』
この本は、デザイナーとディレクターのやりとり通じて、第一案、第二案、第三案・・・とフィードバックの内容とフィードバックを受けて考えたこと、試行錯誤を繰り返して積み上げ完成させたデザインの過程について知ることができます。
多いものでは20回ほどの試行錯誤を行い、とても細かいところまで微調整や案出しを行う様子が書かれています。
そのためフィードバックを受けた時の考え方や、普段デザインをする上での目を行き届かせるところの気づきを得ることができます。
また過程の話だけではなく、より良いフィードバックを返すには?よいフィードバックを受けるには?というコラムもとても参考になります。
デザイン技法の書籍
『やってはいけないデザイン』
こちらはノンデザイナーやデザイン初心者向けに、理由はわからないけれどもダサく見えてしまう・・・という問題を「やってはいけないポイント」から着目して解決策がまとめられている本です。
プレゼン資料や名刺、ポスターなどあらゆる場面で最低限守っておけば良いポイントがわかりやすくまとめられています。
デザイン的なレイアウトやカラーの話はもちろん、原稿や写真の使い方、デザインアイデア集やあしらい集も掲載されていますので、デザインが苦手!という方は必見です。
デザイン技法図鑑
『ひと目でわかるレイアウトの基本。』
デザインの良し悪しに大きく影響するレイアウトについて「ひと目」見ただけで分かるような、まさにタイトル通りとても分かりやすい本です。
各レイアウトのポイントとして、「配置する要素を◯◯することで△△の効果を得ることができる」などそのレイアウトを使う時に気を付けるところやちょっとしたテクニックが満載です。
各章のタイトルも説明されるレイアウトのようなデザインになっているので、パラパラと見ているだけでも楽しいです。
私はレイアウトに悩むことが多いので、常に手元に置いておきたい一冊です。
『ひと目でわかるフォントが活きるデザインの基本。』
こちらも上記の「ひとめでわかるレイアウトの基本。」と同シリーズの本です。
デザインで一番大切な文字を最も効果的に発揮するための手法が数多く掲載され、そしてこちらの本も勿論「ひと目」でわかりやすくまとめられています。
文字やフォントのレイアウトテクニックや基本について解説されているので、基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
同じテキスト内容でも書体によって伝えたい印象が変わる、書体の面白さに思わず引き込まれる内容です。
雑誌
『Web Designing 2023年2月号 Web制作のリアル
Web DesigningはWebビジネスやマーケティングについて隔月で発行されている雑誌です。
この回はアンケート企画がメインとなり、Web制作に関わる人の現状を知ることができます。
主にコロナ禍を経てリモートワーク環境の実態や現場で使われるツール、Web業界の未来像や採用を巡った仕事環境などが特集されています。
デザインに関わる人だけではなく、エンジニアリングやマーケティング、コンサルティングなどWebに関わる全ての業種の声を聞くことができます。
『Web Designing 2023年4月号 UIデザインの新常識』
こちらも先ほどご紹介したWeb Designingの4月号になります。
UIデザインの基本的事項やUIリニューアル事例、アクセシビリティに至るまで、UIデザインについての情報がこの一冊に凝縮されています。
またデザインシステムについてのコンポーネント整理やデザインルールの周知など、デザインの質向上のために実際に企業内で行われた施策なども掲載されています。
弊社ではデザインルールの定義やデザインシステムの浸透などが課題となっており、どのように改善するべきなのか?と色々試作を重ねている最中なのでとても参考になりました。
ボリューム満点で読み応えのある一冊なので、UIデザインに関わる人は是非読んでみてください。
感想
今回はKindle Unlimitedで読める本をまとめてみました。
この記事ではデザイン本のみのご紹介でしたが、興味のある分野の本を気軽に読めるのはKindle Unlimitedの魅力ですね。
今回は電子書籍のご紹介でしたが、読んでいくにあたり電子もいいけども紙の本として手元に置いておきたいなーという本もいくつか出てきました。どちらも違ってどちらも良いです。
どれも良い本ばかりなので、もしこの記事を読んで本を読むきっかけが作れたら嬉しいなと思います。