目次
記事の概要
こんにちは!デザイナーのワタナベです!
今年も早いもので、もう三分の二が過ぎてしまいました。
私の今年の目標は、デザインの説得力を上げるということでデザインの言語化に焦点を当てていました。
今回は、デザインを説明するスキルを上げるうえでとても役に立った本をご紹介しようと思います。
デザインの言語化 〈クライアントの要望にこたえる4つのステップ〉
概要
著者 :こげちゃ丸
出版社 :株式会社左右社
ページ :192ページ
価格 :2,300 円(税別)
デザインにはどの分野にも共通する大切なスキルとして「デザインを言語化する力」が必要になります。
デザインの言語化に必要な知識や考え方のコツ、仕事相手に伝えるための「ちょっとした気遣い」などが紹介されています。
この本を読んで感じたこと
デザインを作り、承認を得るというフローの中で「なぜこのデザインにしたのか?」「このデザインだと何が達成できるのか?」を説明することは避けては通れません。
デザインは、数学のように答えがビシッと決まるものでもなくクライアントの意向にどれだけ近づけるかということが重要になります。
私はこれまでもデザインには説明をつけていましたが、読んだ後に思ったことは「考え方やプロセスが浅かった」ということでした。
相手の思いを読みとく方法や何を望んでいるのか、それに対するアプローチと相手に伝える方法もまとめられているので、実践しやすく理解も深めやすいです。
デザインをきちんと説明できるようになりたい!という人にはぜひ手にとっていただきたい本です。
・デザインに説得力を持たせたい方
・「どうしてこのデザインにしたの?」の問いに強くなりたい方
レイアウト・デザインの教科書
概要
著者 :米倉明男 生田信一 青柳千郷(ベーコン)
出版社 :SBクリエイティブ株式会社
ページ :184ページ
価格 :2,300 円(税別)
レイアウトはデザインの中でとても重要な役割を担っています。
この本では、普遍的な「レイアウトの基本ルール」と時代によって変わる「レイアウトのトレンド」について解説されています。
また、作る上での考え方から完成までの流れも紹介されているので実践を通して理解を深めることができます。
この本を読んで感じたこと
こちらもデザインの説得力を伸ばす上で、レイアウトの基盤をもう一度固めるために購入した本でした。
レイアウトの基本ルールに加えて基本ルールがどのようにトレンドに取り入れられているか、レイアウトの本だけあってとにかく読みやすいです。
綺麗なデザインだけで終わらない、明確なターゲットに向けて伝えることを重視する上で大切な視点が多く書かれています。
使用する素材は同じでも配置が異なると違った印象を与えたり、ターゲットユーザーにとって適切なデザインは何かを考える力が身につきます。
基本、応用、練習・・と知識のインプットからアウトプットまで、多くを学ぶことができる本です。
・デザインに説得力を持たせたい方
・初心者~上級者問わず、レイアウトについて学びたい方
サクッと学べるデザイン心理法則108
概要
著者 :321web(三井将之)
出版社 :株式会社 翔泳社
ページ :152ページ
価格 :1,680 円(税別)
「ついつい買ってしまう商品」「使い勝手の良いアプリケーション」など意思決定を誘導するものから人のためになるものまで、あらゆるデザインに心理学が意図的に使われています。
そんな人の心を動かす心理法則を、馴染みがない初心者にも読みやすい構成で紹介されています。
この本を読んで感じたこと
人がデザインを見た中でどのような心理が働いているのか、意図的にどう思わせることができるのかを知りたくて購入した本です。
心理法則はあまり触れたことがありませんでしたが、小型の本で1効果1ページにまとめられ、イラストや写真も多いのでとても理解しやすいです。
レイアウト効果や色彩効果、広い分野で役立ちそうなテクニックが満載でパラパラとめくるだけでも楽しいです。
タイトルで言われている通りの「サクッと学べる」本だと思います。
・手軽に心理法則が学びたい方
・デザインが与える心理効果の仕組みを知りたい方
「ふ~ん」が「これ欲しい!」に変わる 売れるコピー言い換え図鑑
概要
著者 :大橋一慶
出版社 :株式会社ワニブックス
ページ :240ページ
価格 :1,500 円(税別)
ちょっとした言葉の違いで売り上げが変化するのが言葉の力です。
商品やサービスの魅力を消費者に伝えるために「売れる言葉をどのように生み出すのか」という考え方やアイデアが詰まっている本です。
この本を読んで感じたこと
バナーやパンフレットを作るとき、「ターゲットに向けた効果的な言葉は何か?」と迷うことが多くあり、購入した本です。
相手の感情や心理に訴えて心を動かす言葉の使い方や、言い換えのアイデアが豊富にまとめられています。
日常目にするの広告では「売れるコピー」の表現が使われている表現が多く、この広告で使われているのはこんな効果だったのかという新しい視点が加わりました。
ライターやマーケターだけでなくデザイナーにも役立つ一冊だと思います。
・キャッチコピーを学びたい方
・サービスや商品をアピールする仕事をしている方
まとめ
今回、デザインを説明するためのスキルを上げる本についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
デザインを説明するのは難しく言語化はすぐ出来るようになるわけではありませんが、日々の積み重ねが大切だと思います。
もし私と同じように悩んでいる方へ、この記事が参考になれば幸いです。