目次
この記事の概要
こんにちは。株式会社ネットオン開発マネージャのD(チーム作りのひと)です。
今回は「タニモク」というワークショップをやってみて、非常に良かったのでそれについて書いてみたいと思います。
弊社、株式会社ネットオンのエンジニア・Webデザイナー組織の中では、約1ヵ月に1回程度の頻度でワークショップを実施しているのですが、そのなかでもかなり良い内容のワークショップだったので、ぜひ紹介をしたいと思いブログに残すことにしました。
フルリモートワークの環境の中で、ネットオンチームなりに少しアレンジしながら実施したりしました。そういったやり方の部分も参考になれば幸いです。
この記事はこういう方にオススメ
- チームを活性化するワークショップを探している方
- タニモクってなに?という方
- ワークショップ?なにそれおいしいの?という方
タニモクとは?
「タニモク」とは、「他人に目標を立ててもらうワークショップ」の略です。その名の通り「他人に目標を立ててもらうことで様々なコミュニケーションを取ろう」というものです
パーソルキャリアさんが作られたワークショップで、やり方やその効果など、公式サイトの方にかなり詳しく記載されていますので、詳細はそちらに譲ります。
なぜタニモクを開催しようと思ったのか
- 「タニモク」を見つけて、面白そうだったから
- メンバーに、より前向きに目標を立ててもらいたかったから
- 普段交流の少ないメンバー同士で交流を図れると考えたから
- 他人の客観的視点が学びにつながることを体感してもらいたかったから
どうやってやったか
基本的には、公式のタニモクの通りに実施した感じです。
公式のやり方と少し違った点とすれば
- 1チーム3名ずつで分けた
- バーチャルオフィスツールの会議室を使って実施
- 「今の状況」を手描きの絵ではなくスライドで表現
というあたりでしょうか。
3名ずつに分けた
公式のやり方では4名ずつで実施する構成になっていましたが、単純に人数的な問題で3名ずつのグループにしました。公式通り4名で実施するのが理想的なのだろうとは思いつつ、現実に即して実施した感じです。
4名にした方が、もちろん多様な意見は出やすいのだろうとは思うのですが、3名ずつでもそれなりに意見が出ていたのでよかったのかなと。
バーチャルオフィスツールの会議室
リアルの会議室内で実施する場合はテーブルに分けて実施すればよいのですが、フルリモートで勤務をしているため、バーチャルオフィスツールの会議室を使って実施しました。各チームのための会議室を用意して、各チームごとに対話してもらう形式で進めました。
チームごとに部屋を分けた場合のファシリテーションのポイントとして、こまめに各部屋を回ることを意識したほうが良いと思います。
リアルの場でももちろん移動したほうがいいのですが、バーチャルだと他チームの状況が完全に見えなくなるため、話がそれていっていたり会話が止まったりしていることに気づきにくいためです。
ちなみに、弊社ではVoicePingというバーチャルオフィスツールを使っています。
バーチャルオフィスとリモートワーク手描きの絵ではなくスライド
タニモクの手順の中で、各々、他のメンバーに「自分の今の状況」を知ってもらうために絵を描いて説明してみましょう、という手順があります。
公式通り手描きにした方が個性が出て良いとは思うのですが、バーチャルでやっている関係上、メンバー全員に紙とペンを用意してもらう手間が発生することと、とはいえスライドで絵を表現することに各メンバーが抵抗が少ないこともあって、手描きではなくスライドで表現してもらうことにしました。
とはいえ、Webで探してきた絵を貼ってもらうなどして、なるべく言語ではなく画像で表現してもらうようにお願いをしました。
結果的に、意外と皆さんグラフィカルで情報量の多いスライドを作成していただけたので、会話を始めるきっかけにはできたのではないかと思います。
タニモクをやってみて、良かった点
- 思った以上に、メンバー間でいろんな課題や悩みを公開してくれていた
- 人はいろんなことを考えている
- 公開できるのは、ある程度心理的安全性があるから、とも捉えられる
- 各メンバーのキャラがより理解できた
- フランクに、かつ個人をオープンにする話ができると、人となりが分かりやすい、という好例
- 意外とこの人とこの人の考え方、指向性が似ている、というような発見があったり
- 他人が考えた目標が、新たな発見につながっていた
- 他の人だったらこう考えるんだ!という発見
- 他の人も同じような悩みを持っているんだ!という発見
- 意外と自分が考えた目標が、他の人には学びになるんだ!という発見
- 「意外と結構深いことも頼っていいんだ」という意識が醸成できるといいなと思った
- 他の人に悩みを説明すると、目標を考えてくれる、という体験ができた
- 頼らなさすぎ、も場合によっては良くないのではないかという気づき
- もちろん「依存」は良くないので頼り方の工夫は必要
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際にやってみると、前向きな意識になれたり、学びを得たりできたと感じています。
チームが活性化するための手段の一つとして、非常に良いと思いました。
ワークショップをご検討中の方は、ぜひやってみてください。