目次
この記事の概要
なにについて書くのか?
みなさん、ワークショップ、やってますか?
こんにちは。株式会社ネットオン開発マネージャのD(チーム作りのひと)です。
弊社、株式会社ネットオンのエンジニア・Webデザイナー組織の中では、定期的にワークショップを実施しています。
いざ、ワークショップを開催しよう!と思っても、どんなワークショップがいいのか悩んでしまったり、自分でワークショップを企画するのは難しいな、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ということで今回は、弊社内でワークショップを企画する際、どういう目的で、どうやって企画しているのか、という点をご紹介してみたいと思います。
この記事はこういう方にオススメ
- チームビルディングをしようとしているマネージャー、管理職の方
- 社内活性化などのためにワークショップを企画しようとしている方
- なんなら独自のワークショップを自作して開催しようとしている方
- 弊社(株式会社ネットオン)の文化に興味がある方
ワークショップの開催目的
目的を整理する
ワークショップを企画する上でまず重要なことは、「なぜワークショップを開催するか」という目的を整理するところからです。
ゴールデンサークルでいう「Whyから始める」というやつですね。
よく、「面白そうなワークショップを知ったのでうちでもやってみたい!」と張り切ってやってしまうことがあるかと思います。
その勢いも大事ではあるのですが、そもそもの目的がはっきりしていないと、ただ開催しても空振りになってしまう可能性が高くなります。
ということで、まずは目的を整理してみましょう。
目的を深堀りする
ワークショップを開催したい理由はいろいろあるとは思うのですが。
- コミュニケーションを円滑にとりたい
- お互いの距離感を縮めたい
- みんなで仲良くなりたい
- 心理的安全性を高めたい
といったようなところでしょうか。
つまるところ、「コミュニケーションの改善」というところが主になると思うのですが。
もう一歩深く考えて、コミュニケーションのうち何が課題なのか、つまりは、観測された事象とその原因まで考えられると良いのではないでしょうか。
たとえば。
- ソースコードレビューで攻撃的な指摘になってしまっている。
- なぜなら、実力差が大きすぎるから
- もしくは、コミュニケーションの取り方に慣れていないから
- 作業分担がなかなか決まらない
- なぜなら、お互いの得意・不得意を認識していないから
- なんとなく会話がギスギスしている
- なぜなら、リモートワークで日常の雑談が減ってしまっているから
- などなど
各現場によって様々な例があるかと思うのですが、実際に「問題があるな」と感じられる事象と、それが発生している要因が特定できていると、どういったワークショップを開催すればいいのかが明確になりやすいかと思います。
また、原因を考えようとしても「原因がわからない」となる場合は、その原因の特定のためにワークショップを開催するというのも一つの考え方かもしれません。
あるいは、その課題を解決するための手段は、そもそもワークショップではない場合もあるかもしれません。
開催するワークショップを選定する
さて、開催目的がはっきりすれば、ワークショップを選ぶ工程に進めます。
ここでは、目的別におすすめのワークショップをご紹介してみたいと思います。
開発の方向性を再確認したい場合のワークショップ例
- 出発のための3つの問い
- インセプションデッキ [参考]
メンバー同士の考えを深く知りたい場合のワークショップ例
チームワークを深めたい場合のワークショップ例
- NASAゲーム
- 地図ゲーム
- マシュマロチャレンジ
- (いずれもこちらのサイトを参考に)
日々の業務内での課題を洗い出したり、精度をより高めたい場合のワークショップ例
ワークショップを自作する
目的ははっきりしてるんだけど、いまいち良いワークショップが見当たらない・・・
という場合は、いっそ自作するのも一つの方法です。
例えば、コミュニケーションについて、ある特定の課題(○○な状況で発言が少なくなってしまう、など)があれば、ワークショップ内でその課題状況を再現させることができればよいかもしれません。
課題状況を再現する
例えば、何かしら共同作業をするようなワークショップを実施して「○○な状況」を作り出すことができるかもしれません。
- マシュマロチャレンジのようなゲーム
- チームでコーディングしてみる(FizzBuzz問題など)
- 資料作りなど、実際にモノづくりをしてみる
課題状況を学びに変える
さて、課題状況が実際に再現できれば、
- どういったコミュニケーションが良かったのかを座学として説明する
- 参加者にふりかえってもらって解決策を話し合う
といったことができれば、課題状況から学びを得ることができるかと思います。
どう学びに変えるかはファシリテーターの腕の見せ所ですが、少なくとも、ただ座学をやるだけよりは実感をもって学びを得ることができるはずです。
まとめ
ということで、ワークショップの企画の仕方、ネットオンの例も交えてご紹介でした。
弊社内では、以下の記事のように、定期的にワークショップを実施して心理的安全性やチームビルディングについて考えたり実践したりしています。
最後に
ネットオンでは一緒に働くメンバーを絶賛募集中です!
弊社にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ他の記事も読んでみていただき、当社の雰囲気を感じ取っていただけると幸いです。